白鯨な日々

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zoom RSS 今年のベストライブ!

<<   作成日時 : 2012/11/25 13:07   >>

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世間の知名度は決して高くはないのに、同業者(音楽家)からの評価が高くて
愛され続けているミュージシャンって…いますよね?
いわゆる「ミュージシャンズミュージシャン」という呼ばれ方をする人達の事です。
「アナタが思い浮かべるミュージシャンズミュージシャンは?」と聞かれて、
私が真っ先に挙げるのは…

ドナルド・フェイゲン(スティーリー・ダン)ジノ・ヴァネリです!!

そんな御二人の来日公演を、今月立て続けに観る事が出来て…感無量!
ドナルド参加の“ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴュー”
ステージのレポは『感動のオッサン3』(11月12日UP)に書きましたので、
今回はGino Vannelli来日公演の感想を。

私が音楽にのめり込み出したのは、80年代後半ぐらい。
ザ・スクェアをキッカケに洋邦問わずフュージョンを聴きまくって行く事に
なるのですが、フュージョンと同様に夢中になったジャンルが…AORブラジル系
NHK-FM『クロスオーバーイレブン』で放送された曲を聴いて、アーティスト名を
覚えて行くというパターンだったと思います。

しかし、ガキンチョ時代は「スティーリー・ダン、ええぞ」と教えてくれた
1人の同級生以外、周りに音楽の趣味が合う人が全くおらず…(泣)
大学の軽音サークルに入って、ようやく「AIRPLAY、良いね」とか
「ジノ・ヴァネリ、ええなぁ」とか言い合える仲間が出来たものの、彼らとは
すっかり疎遠に。

関東に越して来て頻繁にライブに通い出してから、沢山のフュージョンファンの
人とお知り合いになりましたが、フュージョン以外に好きな音楽ジャンルが
一致する人がおらず、今までマイケル・フランクスビル・ラバウンティ
ネッド・ドヒニーアル・ジャロウイヴァン・リンスLEVEL42などなど、
外国人歌手&バンドのライブにはいつも1人で参加していました。
もちろん、先日の“ザ・デュークス〜”も1人。

ジノ・ヴァネリの存在を知ったのがいつだったか、正確には覚えていません。
FMで音楽を聴きまくっていた子どもの頃だったかと。
実は、ジノがどういう人物なのか詳しく知らないし、アルバムも少ししか所有
していませんでした。でも、昨年「13年ぶりの来日公演!」というニュースを
聞いて、ライブを観てみたいという衝動に駆られたのでした。結局都合が
つかなくて断念したのですが…

そして、今年の3月。オットットリオ(安藤正容さん&野呂一生さん&
是方博邦さん)のライブを観に目黒のブルースアレイに行った時の事です。
終演後マッタリしていたら、聴いた事のある歌声が…

ジノ!?

顔を上げると、オーケストラをバックに高らかに歌い上げる1人のオッサン
姿が、店内のスクリーンに映し出されていました。
えっ?コレ…ジノ!?何のライブ?いつのライブ?
しばし、画面に釘付け。ハッと我に返って周りを見渡すと…誰もスクリーンの
映像&音楽に気を留めていませんでした(爆)。
流石、知る人ぞ知る存在のジノ・ヴァネリ。(^^;

ブルースアレイでは、ライブの開演前&終演後に市販のライブDVDをBGM代わりに
流しているようで、この日はたまたまジノのDVDが使用されていたみたいですが、
この日は何のライブか分からずじまいで帰宅。
そして、後日思いがけない形でこのDVDのタイトルを知る事になります。

T-スクェアのメンバーズサイト(ネット会員制のFC)内で安藤さんが
「これ、すごい!鳥肌たちますよ!」とオススメされていたのが、
なんと!そのジノ・ヴァネリのDVDだったのです!!
タイトル分かりました。『North Sea Jazz Festival 2002』
今から10年前のライブだったのかぁ。
(安藤さんも、3月のブルースアレイのライブの時に、このジノのライブ映像を
観てDVD購入に至ったらしいですよ^^)

そうこうしていると、ジノが今年も来日公演を行うという嬉しいニュースが
飛び込んで来ました!こっ、今度こそ行かなくては…
購入した『North Sea〜』のDVDを観て、ますますジノの生ステージを観たい
という気持ちが強くなりました。

公演期間の14日と18日は仕事、17日は別のイベントがあるので観に行けません。
という訳で、公演2日目の15日1stステージを予約し、いざ丸の内コットンクラブへ!

開場時間より割と早目にお店に行ったのに、既に結構な人数のお客さんが
並んでいました。開場時間までポツンと1人で列に並んでいたのですが、
周りはどうも濃ゆーいファンだらけのようで、熱い話が繰り広げられていて
耳がダンボに(爆)。

きっと『Brother to Brother』『Nightwalker』がリリースされた頃から
ジノを追いかけ続けて来たと思われる50代男女が、コットンクラブに集結。
リアルタイム世代でない自分は、そんな熱い先輩達を前に秘かに気後れして
いたのですが、ジノのステージを楽しみにしている気持ちは皆同じですよね。(^^)

入場後、運良く最前の席を確保!
開場時間から開演時間までが結構長いので、持参していた暇潰しアイテムを
出していた所…同じテーブルに座っていた人達に話しかけられました。
今までフュージョン系以外のライブで話しかけられる事は皆無だったので、
ちょっと驚きつつも今日ジノのライブを初めて観に来た事を告げる私。

ジノの魅力とか、周りは「ジノ・ヴァネリって誰?」みたいな反応で寂しい事とか、
話が盛り上がりました。
凄く嬉しかったのが、「他にはどんな人のライブに行ってるんですか?」と聞かれて
私が答えたアーティスト名の全てをその方々が熟知されていて、話がどんどん
弾んで行った事。この「打てば響く」という感覚、久しぶりだったものだから、
初対面の方々なのに遠慮なく熱く語ってしまいました。(^^;

“ザ・デュークス〜”武道館公演に行かれていた方とは、「アンコール、
どう思いました?」とか盛り上がり、カシオペアのファンでもあるという方とは
「主人がフュージョンに理解がなくって、"アレ歌が無いだろ?"って…」
私:「歌、ありますよね?(楽器が)歌ってますよね?」「そうですよね!?」
と意気投合。

『クロスオーバーイレブン』のエアチェックでジノとかを聴くようになったという
話から、アジムスの話題になり…ここで、驚きの事実が発覚!
私を含め3人が、昨年のアジムス来日公演を、しかも同じステージを観ていたのです!
昨年の6月、ブルーノートとコットンクラブの2箇所で計8公演開催された
アジムスのライブ。私が観に行った公演の特徴的な出来事を説明した所…ビンゴ。
更に話を伺った所、御二人はその後別の公演で「この間、アジムス観に来てた
でしょ?」というやり取りがあって、知り合いになったのだそうです。
こんな偶然もあるんですね…感動してしまいました。

そして、「死んじゃったよね…ホントに残念だよね」と皆でホロリ。
そう、アジムスのキーボーディストのベルトラミは、今年7月66歳の若さで
お亡くなりになりました。もう二度と彼の奏でる「Fly Over The Horizon」
イントロを聴く事が出来ないという悲しい気持ちと、昨年アジムスのライブを
観に行けて良かった!という気持ちで、複雑な心境です。
ベルトラミおじさんの魂は、遙か地平線の上を飛んでいるのかな…合掌。

そんな感じで、お目当てであるジノが登場しないうちにテーブルを相席した方々と
すっかり盛り上がってしまいましたが(苦笑)、ジノがステージに上がったら、
そのテンションはますますUP!

生ジノだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! \(ToT)/

何なの!?もう、カッコよすぎる!
10年前の『North Sea〜』はオッサンくさい感じだったけど(多分髪型のせい)、
今の方がずっと若々しい。とても60には見えないよー。

風貌もそうでしたが、歌声も年齢を全く感じさせない素晴らしさで、
ハートを鷲掴みにされっぱなしでした。

ビックリしたのが、3曲目に「Living Inside Myself」が来た事。
ライブ前半で、既にクライマックス感が漂うステージ。
そしてワタクシ、相席した皆様に予告した通り…泣きました。
ホント、なんで自分こんなに涙腺緩いのかなぁ?

情熱的な歌声に、派手なアクションに、メロメロ。
その辺のオッサンが同じような踊りをしていたら、カッコ悪いかもしれない(爆)。
ジノだからこそ、カッコよく見えるのよねー。(*^^*)
ある曲のギターソロの時、丁度ジノが私の目の前で踊っていたのですが、
視線をステージ左側のギタリストに合わせるべきか、間近のジノに合わせるべきか、
凄く迷いました(笑)。至近距離でジノを見つめるのが恥ずかしかったので、
結局ギタリストのソロプレイを見ていました…

ジノが率いているバンドだけあって、メンバー達の演奏も素晴らしかった!
キーボーディストは、YAMAHA S90ESとnordstage2でステージをカラフルに
彩っていました。
ベーシストのダミアン・アスキンは、ピーター・アスキンの甥なんですね。
そして、これは昨年の公演からなんだそうですが、日本人のトランペッター
来日公演限定でジノバンドに参加!私の観た公演では、小林太さん
御出演されていました。

ライブ後半、鉄板ソングが続きます。
「I Just Wanna Stop」でも感極まって泣いてしまいました。いや、これは
みんな泣きますよね。お客さん達は、サビで大合唱!
「Brother to Brother」では、前方席のお客さん達がスタンディング。
コットンクラブで客が立つ展開、初めて見ましたー!そして、私も立ちました。
この曲も、メッチャ好きで…ジノの目の前で嬉し泣きの変顔を晒し続けた私。

「Brother to Brother」の時か、アンコールの「People Gotta Move」の時か、
動揺のあまり忘れてしまったのですが…演奏終了後、ジノの方から私に握手を
求めてくれました!もちろん私だけでなく、最前席中央&左側〜楽屋へ続く
通路沿いの席のお客さん達が、ジノと握手かハイタッチ、凄い人はハグまで
していました。皆、幸せそう。そして、ジノも嬉しそう。(^^)

1stステージ終演直後は、もう言葉にならない状態。
「泣いてましたね。わかりますよー!」「素晴らし過ぎる…」

前日(1日目)の公演を御覧になった方によりますと、1stと2ndで演奏曲目が
ガラリと変わるそうで、1stが始まる前から「2ndも観た方がいいですよ!」と
オススメされていた私。迷うことなく2nd参加決定!一瞬、財布の中身確認して
「足りないかも」と焦りましたが…(ひったくり未遂事件以降、多くの現金を
財布に入れておかない事にしていて、しかもクレジットカードは元々
持ち歩かない主義なのです)

1stで相席した方々の2ndの予約を1名増やす形にしていただけたので、2ndでも
引き続き席を御一緒出来、色々お話して盛り上がりました。
「ナイトウォーカーは、2ndでやりますか?」という私の質問に、微妙な笑みで
「うーん…残念ながら」というお返事。

2ndステージ、スタート。
ジノ、衣装変えて来たー!革ジャンも素敵だったけど、スーツ姿も素敵
ステージ、終盤の「I Just Wanna Stop」「Brother to Brother」
「People Gotta Move」以外は1stと違う曲で構成。

そして、先程質問した時に演奏しないと聞いていた「Nightwalker」のイントロが!
えっ!?ナイトウォーカーやるの?前日とセットリスト急遽変えたのかな?と
ドキドキワクワクしながら待っていたら…

突然、違う曲に変わったー!

「Nightwalker」イントロ→「Appaloosa」演奏という、心憎い演出でした。
なるほど、先程の微妙な笑みの意味が分かりましたよ。(^^;
ナイトウォーカーかと思ったらアパルーサ来たー!
残念ー!でも、アパルーサも好きだー!
…と心の中で葛藤したお客さんは沢山おられたのではないかと。

感動は、終演後も続きます。
なんと!ジノのサイン会、実施!!
終演後に片付け等でステージに戻って来たミュージシャンに向かって、
待ち構えていた客達が突進して行くというパターンではなく、ちゃんとお店側が
場所を確保してくれていて、スタッフのサポートの下の正規のサイン会でした。

思いがけずやって来た、ジノと直接お話出来る機会。
過去のブログで外国人ライブレポのいくつかに書いた通り、私の英会話力は
本当に酷くて…今回も思いっきり恥をかいて来ました!(泣)
「アナタのステージを初めて観た!」という事だけは何とか伝わったかな?と。
1ステージだけ参加のつもりが、あまりにも素晴らしくて2ステージ通しで観たとか、
日本に来てくれて本当にありがとうとか、ジノに自分の気持ちを思い通りに
英語で伝える事が出来なかったのが何とも悔しいけれど、ほんの少しでも
ジノとコミュニケーションを取れた事は、一生忘れられないと思います。
そして、狂喜乱舞のツーショット写真!家宝にします…(*^^*)

お疲れでしょうに、笑顔でサインと写真撮影に応じてくれるジノ。
サイン会を終え、楽屋に戻って行くジノに「Gino、Good Night!」と
皆で声をかけ、夢見心地でお店を出たのでした。

8公演皆勤したファンの人も、かなりいた模様。
「1ヶ月分の家賃払えるわよ」と苦笑いしていた方もおられました。
全公演自由席&ドリンクのみの注文だったとしても、8万円弱のお金がかかる訳で。
でも、ジノのステージを観るためならお金なんて問題じゃない!仕事だって
都合つけてみせる!…そんな意気込みで来られた人達の気持ちが、私には凄く
分かりました。ジノのステージを観て実感しましたもん、その素晴らしさを。

公演後半の17&18日は、ジノがお客さん達をステージに上げて皆で踊るという
粋な演出があったそうです。う、羨まし過ぎる…
でも、実際私がその場に居たら、卒倒したかもしれん。(^^;

「ジノのファンではない嫁さんを連れて行った所、すっかりジノの魅力の虜に」
と感想を書かれていた方がおられましたが、お嫁さんがジノにハマって行った
過程が手に取るように分かります(笑)。
実際にジノのステージを観たら、夢中になりますよねー。

完成度、そして感激の度合いは、今年観に行ったライブの中でブッチギリの
ナンバー1です!2012年はまだ1ヶ月残っているけれど、もう確定でしょう。
ジノの音楽は「好き」ではあったけれど、「熱烈なファン」だった訳ではない私の
心をここまで動かしたジノ。
彼こそ「真のミュージシャン」と言っても過言ではないかと。

ライブ開催日よりもかなり早めに来日して、ライブに向けてコンディションを整え、
手抜き一切無しの完璧なパフォーマンスを披露。プロ中のプロです!
そして、日本のファンへの誠実な対応。長年のファンの方々には夢のような
ひと時だったはず。皆さん、ジノの事をもっともっと好きになったでしょうね。

そして、ジノも今回の来日公演に相当の感銘を受けた御様子で、
愛溢れる日本のファンの皆さん、そして時差と8公演というハードスケジュールを
共に戦ってくれたバンドメンバーの皆さんに対して、感謝のコメントを
寄せて下さいました。ジノは普段、必要以上に人を絶賛する性格の方では
ないそうなので、今回の公演はそれだけ素晴らしかったという事なのでしょうね。
ジノのコメントを読んで、号泣してしまいました。

うん…本当によかった、コットンクラブのあの場に居られて本当によかった。
まだ10日しか経っていないけれど、再びジノのステージを観られる日が来るのが
待ち遠しいです(笑)。

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