白鯨な日々

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zoom RSS Nine Stories感想

<<   作成日時 : 2011/05/02 23:39   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 6

T-スクェアの新作『Nine Stories』のタイトルだけを見た時の、私の反応。
「そっか、9曲収録か…(笑)」
そしてポン!と浮かんだのが「究極の9曲」というキャッチフレーズ…というか
ダジャレですな。(^^;
その後公式HPに曲目&作曲者一覧(何曲目を誰が作曲したか)がドーンと載り、
作曲者当てクイズをする楽しみを奪われた私はドーンとヘコんだのでした。
「A・I・TA・KU・TE」とは、またコテコテなタイトルを付けたもんやなぁとか、
この間のカウントダウンライブで聴いた伊東さんの新曲のイントロは
「ふたりの愛ランド」のままなんやろか?とか若干の不安を抱え、発売を待つ事に。
果たしてニューアルバムの9曲は、究極の9曲となっているのでしょうか!?


<曲順の妙>

坂東君、念願(?)の1曲目採用、おめでとうございます!\(^o^)/
自分の曲がアルバムのトップを飾るのって、きっと格別の嬉しさがありますよね。

カウントダウンライブで新曲としてお披露目された2曲は、トップとラストに
配置されました。レコードorカセット的な概念で捉えると、A面が1〜5、B面が
6〜9になるのかな?良いバランスの曲順になっていると思いました。
バラード曲「For The Love Unborn」がラストに来るパターンもありだったかも。
でも、それだとトップ&ラスト採用で坂東君を持ち上げ過ぎの展開になって
しまうので(笑)、1曲目は「はやぶさ」「A」に変わっていそう。

<ツボ>

今回「〜〜〜!!!」てな具合にツボにハマった曲は、2曲。
まずは「A Little Big Life」。この曲は一足お先にカウントダウンライブで
披露された曲で、今年最初のライブレポにも書いていますが、演奏を聴いた時
「アルバム収録時には、こうなっていたらいいなぁ」と、具体的な音を
思い描いていたんですね。
そして今回曲を聴いたら、サビでまさに想像していた通りの音が、ブラスが、
ストリングスが出て来たので…驚きのあまり、感激のあまり涙が出ました。
特にブラスなんて、ライブの時に頭の中で勝手に鳴らしていたフレーズと
ものの見事に合致していたものだから、本当にビックリしました!

そしてもう一曲は「Night Games」。その理由は…私のアシッドジャズ好きを
理解して下さる方がおられるならば(え…いない?^^;)お分かりになるでしょう。
冒頭のギターリフを聴いて、一瞬安藤さんが「コリブリ」を弾き始めたのかと
思ってしまいました!
「Colibri」とは、インコグニートの人気曲。はい、すいません…(汗)
またインコグネタ出してしまいました。いやホンマ好きなんですよ、インコグ。

ここ数年スクェアの新作を聴いて来て思った事。私、フュージョンの王道的な
曲よりも、フュージョン以外で自分の好きな音楽ジャンル(AORアシッドジャズ
ブラジル系)のアプローチをかけて来た曲に対して、どうやら心惹かれる傾向が
あるみたいです。

<雑感>

「ATLANTIS」というタイトルを目にした途端…
アトランティス→伝説の大陸→古代文明→ナスカ→笹路さんや土方さんが
在籍していた伝説のバンド→プログレ!?
と連想したのは私だけでしょうか?
ナスカとは…またマニアックな所突いて来たよ自分。(^^;
実際に聴いてみたら全然プログレ調ではなく(笑)、フワフワたゆたうような
感じのする、透明感のある曲でした。

「サンデー・キッチン」では、曲の終わりがけに安藤さんが
ウクレレと口笛を披露。
安藤さんの口笛に萌えた人、この指止〜まれ!(^o^)/

今回のアルバム収録曲で唯一のマイナス評価を出させてもらったのが、
「A〜for the rookies〜」
「A Little Big Life」と同じくこれもライブで事前に披露された曲ですが、
上の文で大絶賛した「A Little〜」とは対照的に、「あちゃー」な印象が
ライブの時と変わらず。オーバーチュア的なシンセのイントロが流れて
一瞬期待したのですが、続いて出て来たのは…
やっぱり「ふたりの愛ランド」でした。(^^;
あ、でも聴いているうちに慣れて来ました。ダメ出ししたい気持ちが
薄れて来ました。おいおい、何フォローしてるんだか…(呆)
更にフォローを入れますと、この曲気に入った!好きです!という
ファンの意見も多いみたいです。

<復興、そして鎮魂>

アルバムの収録曲名が発表になった時、「はやぶさ」というタイトルを目にした
私は、緑のスリッパ…もとい東北新幹線E5系の事だと最初勘違いしました。
だって、3月5日に東京−新青森開業を控えていて、新幹線のはやぶさの方が
タイムリーだったから。(^^;
その後すぐ、小惑星探査機のはやぶさに因んだタイトルだという事を知り、
「そうだよね、向谷さんじゃあるまいし…」と苦笑したのでした。

でも、そんな風に呑気に物事を考えられる平和な日常は、3月11日を境に一変。
私のブログも迷走しましたよね。御心配おかけしました!その後、気持ちは
だいぶ落ち着き、今に至ります。
そんな中、このニューアルバムを手にした訳ですが、探査機はやぶさの
奇跡の帰還をイメージして作られた曲のはずなのに、私の心には
東北復興への道のりの先陣を切ってくれた、あの頼もしい緑のスリッパ…
じゃなくて、E5系はやぶさの姿が浮かんで来るのです。
という訳で、イメージが完全に新幹線の方にすり替わってしまいましたが、
作曲者河野さんはきっと許して下さいますよね?

このアルバムのレコーディングが行なわれたのは、今年1月。
2ヶ月後にあんな事が起きるなんて、メンバーもそして我々も思っても
みなかった訳でして。
なので、「For The Love Unborn」は特に深いメッセージを込めて作られた曲ではなく、
単純にバラードとして良い曲だったからアルバムに収録しようという事になったのだと
思います。でも不思議なもので、私にはこの曲がレクイエムに思えて仕方ないのです。
最初に曲を聴いた時、何とも言えない優しさに包まれました。
サビのメロディーとユニゾンするベル系の音が、鎮魂の鐘のようにも思え…
気付けば、涙が溢れていました。

今はまだ、生死の境目に直面した人達、大事な人を失った人達に、癒しとか鎮魂とか
語りかけられる時期でない事は、重々承知しています。むしろ被災直後よりも
今の方が精神的に辛いはず。でも…辛い時、寄り添ってくれる音楽が、
包み込んでくれる優しい音楽が、きっとそこにある。
私は、そんな音楽の力を信じたいです。

<まとめ>

全体を通して優しさ暖かさに溢れているアルバムだなと感じました。
聴いている側も笑顔になるし、演奏するメンバーの皆さんもきっと笑顔だったのでしょう。
安藤さん、伊東さん、河野さん、坂東君、晋吾さんの5人が心からレコーディングを
楽しんでおられる様子が伺えます。

そして、しみじみ思いました…私、シンセが大好きだー!って。
あ、楽器マニア視点でシンセサイザーが好きって言ってるんじゃないですよ。(^^;
私がシンセ弾き始めたのはKORGのM1が主流だった頃で、そして今は完全に隠居状態
なんで、ぶっちゃけ最近の機材については疎いんです。全然マニアちゃいますんで。

シンセの多彩な音を重ねて行く作業は、パレットに絵具をのせて行く感覚と
似ています。重ね方にもセンスが必要で、下手すると濁った色の訳の分からない絵に
仕上がってしまう危険があります。その点、河野さんはバランス感覚が素晴らしい!
例えるならば…色とりどりの、でも不思議と透明感がある水彩画。

もちろんそれは、河野さんだけでなく他のスクェアメンバーが揃ってこそ
完成する絵です。
これからも、5人は魅力溢れる絵画的音世界を繰り広げて下さる事でしょう。
以上、「究極の9曲」の感想でした!(^^)


T-SQUARE 『Nine Stories』 2011年4月27日発売

1. A Little Big Life(坂東)
2. はやぶさ〜The Great Journey:奇跡の帰還〜(河野)
3. PRANKSTER(伊東)
4. ATLANTIS(坂東)
5. A・I・TA・KU・TE(安藤)
6. Night Games(河野)
7. サンデー・キッチン(安藤)
8. For The Love Unborn(坂東)
9. A〜for the rookies〜(伊東)

(曲名右に付いているカッコ内は、作曲者)

<メンバー(敬称略)>
安藤正容(g、ukulele)、伊東たけし(sax、EWI)、
河野啓三(key、piano)、坂東慧(dr、per)、田中晋吾(b)

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
しっかりレビュー、読ませていただきました。
最近は、レビューを語る元気もなく、私は「はやぶさ」と「A」があればいい!!とお茶を濁しています。
For The Love UnbornのサビがA・I・TA・KU・TEと聞こえてしまいますが、なにか?
今年のツアーは、やっぱり「A」openingと思っております。
この曲、プロ野球好プレー集のバックで流れたらバッチリ合うなぁ・・・
himebow
2011/05/04 22:31
こんばんは!
相変わらず無駄に長いレビューで申し訳ないです。
(先日、ライブ常連仲間さんに「ピラミッド新譜のレビュー、
難易度高い」と言われてしまいました^^;) 

ここ数年は絶賛派イマイチ派に評価が分かれる事が多かったように
思えるスクェアの新譜ですが、今回は概ね好評のようですね!

ツアーのオープニング曲予想、私は自信がなくて
1曲に絞れませ〜ん!(汗)
でも、1か2か9なのは確実だと思います。
とくぅ〜@管理人
2011/05/05 20:07
こんばんは。
私も今回のアルバム!!!!テンション上がりました。
普段はお気に入り度が強すぎたりして何曲か飛ばして特定の曲ばかり聴いてしまうことが多いのですがコレはそんな隙もありませんでした。。。
とくぅ〜さんが言うように本当に温かくて優しいステキな1枚、とってもキラキラした作品だなぁと思います。
ツアーのオープニング・・・やっぱりA Little Big Lifeがいいです〜。個人的には最後イントロに戻って『バサッ!』と終わってくれたら気絶しそうです(笑)
何だろう??楽しみです。
yuu
2011/05/07 16:32
yuuさん、こんばんは!
確かに…今回のアルバムでは、超お気に入りの曲がある一方で
印象に残らない曲があるというような格差がなかったですね。
特定の曲だけエンドレスリピートするという事は、
私もなかったです。
最初から最後まで大事に聴きたい、そういう感じ。

オープニング曲をはじめ、T-Sツアーで何が演奏されるか
ワクワクしています。
曲の終わりがフェードアウトの曲にどんなエンディングが付くかも
ライブの楽しみですよね!
「A Little〜」は、イントロに戻ってリフを繰り返して
音が下がって行った所でタ〜タッタ・タ〜〜〜〜〜
(「〜〜〜〜〜」の間、ジャカジャカジャカ、ドパンスパンと
演奏を引き延ばす)…という終わり方が定石っぽいですが、
バサッと突然終わるエンディングの方が、断然カッコ良いですね!
とくぅ〜@管理人
2011/05/07 21:20
今回もやはりハガキが封入されてましたねー。
今回の当選確率はどんなものかかなりドキドキです><b

「はやぶさ」は河野さんらしいキラキラした透明感のある曲でしたねー。

全体的に良くも悪くも最近のT-SQUAREらしさがそこかしこに感じられるアルバムでしたねー。
ウチ的にもこれぞ!って言うお気にの1曲がなかったのがちょっと残念でしたが、全体的にはうまーくまとまったアルバムでした。
お魚ちゃん
2011/05/15 22:14
お魚パパ、こんばんは〜!
あれ?今回のアルバム、お魚さん的には今一つですか?(^^;

アルバム購入者対象のイベント、抽選に当たって喜ぶ人もいれば
外れて悲しむ人もいる訳で…ファンとしては手放しに歓迎出来ない
企画ですよね。今年はどうなる事やら。

「はやぶさ」は、自転車競技イベント
ヒルクライムチャレンジシリーズのイメージソングに
採用されたそうですよ!
とくぅ〜@管理人
2011/05/15 23:15

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